緋毛氈離宮にありて秋の暮れ

              清羽亭

秋の園遊会が白鳥庭園で行われていた

緋毛氈が池に反射して離宮のような姿を映し出していた

   緋毛氈離宮にありて秋の暮れ

別世界に入り込んだようにして三味線の奏でる音は園内を魅了して

誰しもがわずらわしさから離れて、

夢心地にしてくれたのは

お天気と集まった人々で作り上げた素晴らしいひと時でした

    池之端銀の芒がそよと触れ

池の鯉もいつもと違う雰囲気に呆然と大口を開けてたむろっていました

               池の鯉

          白鳥庭園芝生広場

小左衛門君が今から白鳥庭園へ行くから支度してー

その声に渋々車に乗った

何が有るのかもよく知らないで、スマホの充電は良いかと、訊ねられても

急な事で、充分な支度は出来て居なかった。

庭園に着くと鹿威しの音が高らかに響き渡って居た。

すると、今度は太鼓の音が鳴り響き

当りは騒然として音の鳴る方へと足を進めた

見出しのごとく、大太鼓小太鼓、笛も集まり

競演中でした

            演奏中

後から押しかけたのでうまく撮れません

その内に空席を見つけてどっこい、前の方に陣取りました

        笛と太鼓の大合奏

   笛の音に龍呼び寄せて大太鼓

曲目は分かりませんでしたが熱の入った太鼓の音は白鳥の杜に

龍が呼び寄せられて歓喜の舞だったと思われる

良い処に連れて来てもらったと、小左衛門君に

先とは違って、感謝の念に変わった

余りにも強い熱唱で鞭も飛んで行ってしまい

打ち手はひるまず片手で打って居たのは、訓練の賜物

          龍が飛ぶ

アナウンサーが演奏と庭園の雰囲気と合わせて堪能してほしいと

言っておられました

その通りで秋の祭りを喜び合えたことに感謝です

小左衛門君のネット検索のお蔭で良いものを見せてもらいました

感謝、感謝

 

演奏の合間の鹿威しも一役買っていました