2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

草原に名残の雲雀戯れて

弟を見舞った折にバス停で鳴いていたひばりは、弟の嘆き声に聞へてうら哀しかった。 いつも寂しい思いをしているのに、ホームの母のところに行けない悲しさは幾許か?

雨垂れを数へし昨日梅雨明ける

お天気が定まらない。 散歩の途中で、怪しげな雲。 大急ぎで、ホームへ帰宅したら、玄関前で、ポツリ。 間に合ってよかった。母の食欲はたいしたもので、私が焦っているのに、ご本人さんは、買い食いを楽しんでいた。 生きているうちだけだもの、大いに、楽…

逸品のもてなしケーキ梅雨最中

ケーキが食べたくなり、八事まで出向き、蝶ネクタイのマスターのお出迎えと 超逸品のケーキを、食べた。 娘の、遅ればせの誕生日と、息子の二、三日早めの誕生を祝って!!! 娘曰く、生きていてよかったと。

雲海のまにまに見うる遺産あり

いよいよに、富士のお山も、世界遺産登録が正式に決まり、静岡県は浮足立っている。 若い頃、静岡畑毛に暮らしたことがあり、他人ごとではないが、富士がはっきり、見られるのはわずかの日で、お風呂をたきながら、故郷をしのび、泣いたこともあった。今日は…

夕暮れの明るさ残す半夏至

昨日は夏至 半夏至も咲き誇り、白鳥庭園の人気のないのを幸いに緋鯉のジャンプを見た。 小雨が降っていて、鯉も、うずうずして居たのかも? 普段見られないのを見てとてもラキー やっと洗濯が乾きそうな天気になってきたので、洗濯が忙しい。 こんな時に、転…

空梅雨に土砂降り添へて夕餉かな

降る降ると言って午後になって漸く降り始めたら、土砂降り。 本当にままなりません。 母との散歩も中止。手の運動と、首のマッサージだけ済まして帰宅。 妹からの手紙は、ホームで退屈している、ご老人のお楽しみで、自分のところに来ていると勘違いしている…

降るほどに蛍の光流れゆく

興正寺で蛍の観賞会があると聞いた。 出かけてみようかな? 命の大切さを知らしめるためtか???? 祖父の在で、ホタルを振るほどに見たのは、10年ほど前。 一緒に行った主も亡くはかなさを感じる。

夏柳茶房に誘ふ風少し

予定がぎっしりすぎて、少々ばて気味。だけど、母が待ってると思えば、奮起せざるを得ない。 自分ながら、よくやってると思うが、みんなに心配をかけている。 6月の予定も終わったので、あとは静かに過ごします。柳橋の堀川沿いの喫茶店は、大きな柳が、ゆ…

陶の町沙羅の花咲く夫は啼く

沙羅の花を初めて見たのは亡夫と、義母、と母。 笠原の陶芸美術館は、思い出深い。 義母も、夫も、亡くなって、残りものだけで、生きている。 この処の異常気象で、気も、薄らぎ、さっぱりです。今日は父の日。 父なる存在は、亡くしてからの方が強い。 両方…

宮から七里チャーター便の初夏の風

古人が熱田から桑名までの、船便で通った道を歩くこと,(チャーター便)波も難しく、電車で30分を二時間半かけて、到着。 江戸時代で4時間というから大差ない。 大奥の、和宮は、浅瀬に乗り上げ8時間かかったらしいけど、私たちは、気象と波に惑わされ、…

十薬もちょいとお洒落の洋酒瓶

金山南ビルで道端の花を生ける展覧会に立ち寄った。 これこそ、華道の本物と見た。 出会いに感謝、感謝。 見学者の中に、新日本髪と見受けられる、吾人に出くわした。 何処かの、女将なのかな?? 単衣の着物にびんつけ油も、新鮮。 この感動を、俳句に認め…

梅雨雨間社交ダンスはピンクベール

六月に入り忙しい。 梅雨に入ったのに曇天、 母のホームでは車椅子社交ダンスが開催された。 母には無縁かなと思ったが、誘いを受けて参加してみた。 音楽にあわせ、握手の仕方でリズムをとり、だんだんと、その気にさせて サー踊りましょうとステージに乗せ…