2010-01-01から1年間の記事一覧

蒸し上がる 蒸籠むこう 杵の人

何時もは人参パックで人だかりしているパック工場は、何やら気ぜわしそうと思っていたら 帰り際には、蒸籠が高く積み上げられ、蒸気が高く吹き上げて居た。 おやおや??? 石臼が出て、コネ始めて居た。 そうか!! 仕事納めの忘年会余興?? 不景気を追い…

田作りを 炒るほど媼 悦に入る

母のホームに着くや否や、田作りの香り? 如何したのかなと、喫茶室を覗くと、お節料理を皆で作っていた。 それぞれお得意の場所に陣取り、わいわい、わいわい。 20人くらいいたと思うが、黒豆隊、なます、田作り隊。 母は居なかったので呼んで来て、参加…

枯尾花 卆寿の媼 葬りをり

この、2.3日、突然の訃報に振り回された。 訃報を聞いたのは、クリスマス。午後8時。その後、友引が有るからと、今日に成って、お葬式。 喪主が、東京からおいでになると云うから、尚、ややこやしい。。。。。媼も長い事、老人ホームでの生活で、御近所…

日向ぼこ 媼の声に 手を温め [おうな]

今日も窓越し日向ぼっこ。 風が冷たく、外に出て見たが、やっぱり、出戻りして、母の、髭をそり、手を見たら 土呉れた手ノ平に、長い間、父の仕事の手伝いで、苦労したんだな〜〜思わず、苦労したね。と云ったら、うなずいた顔は、安堵の顔だった。 御褒美だ…

一人居に クリスマス無く ミニツリー

ホームセンターで、クリスマスを目前に、鉢植えのミニツリーの特売で、買ってしまい テレビの上に、鎮座。 イブを、さみしく迎えたら、クリスマスには、サンタさんの登場でケーキが、一個余ってるから、皆で食べようと電話。 会場は我が家と云うので、今日の…

五箇山は トンネル五十 雪の中

慣れない靴を履いて行ったばっかりにで、今日も、未だ足元がぐらぐら。 年末に成り、やる事が多いと思いながら、思わぬ処でのバスツワーは、忙しさをピークに立て、行って良かったか悪かったか? 疑問です。 一宮から高鷲までに、54個のトンネルをくぐって行…

立山を 丸ごと胸に 雪景色

先日、氷見に行った折、白せんべいの工場見学をした。 其処の、若社長、こよなく郷を愛し、水揚げされた、白エビを加工して、煎餅を焼くのだが 郷土の米に海老のミンチを混ぜて薄焼き煎餅にするのだが、薄く伸ばして、型抜きしたものを、何度も何度も返して…

悠久の 山河に立ちて 朝霧迎う

毎月のバスツワーは、氷見。 何故?氷見? 行った事が無いから? 鰤の高いことだけで有名? バスが乗せて行くから行くだけ。 雪国と、新しい、ブーツは疲れた!! ツワ―バスを降りたころは、足が、ガックン、ガックン でもね、北陸道の開通で、日帰りが出来…

万両の 一粒の幸 万ほどに

最近になって、メル友が一人増えた。 相手の人は、迷惑に思っているかもしれないのですが? 昨日は、スパーで見かけたメル友の家に迎えられ、万両を数本頂いた。 これで、正月花に、一銭も掛けずに、でき上がりそう。 全く持って、感謝、感謝です。 その上、…

青空を 独り占めなる ピラカンサ

冬の空を占領をしているのは、ピラカンサ。 南天もそろそろ、鳥たちに食いつぶされ、いよいよ、ピラカンサに、食料を求めて ヒヨドリたちが庭にやってくる。 枝ごと食いちぎるのは何故だろう。大掃除と、ガラスを拭きかけたが4枚で止めた。 なんとなく気だけ…

侘助や 玉砂利の音に 一片落つ

高蔵神社に、大木の白の侘介が有ると聞き、母のホームの帰りに、行ってみた。 確かに、見上げるほどの、巨木。 ドンド焚きの。準備がされていたが 侘助は、一片一片、ふうわりと、落ちて居て 玉砂利を踏むあの音に、ハラリハラリ。 その横に、鹿の木と称され…

朝霧立つ 川面の湯気の 夜明け前

朝方テレビを見て居て、行きたい処のあの一瞬が放映され息をのんだ!!鳥撮りの仲間の人から一度案内してあげると云われていたが、実行できないままに 夫は亡くなってしまった。 名古屋の外れの守山は龍千寺の下に流れる川面に 王子製紙から流れる僅かな温み…

冬紅葉 夫恋しやと 三千院

大原・三千院 往生極楽殿 と、千葉からの友人からの、贈り物。四年前、三千院を、訪れたとき、たわいもない事を話していたのに、三千院を、夫と出かけるのは、最後とは、思わ綯った。 あの時。素晴らしい眺めに、ロマンを感じて,夫の手を握ろうとしたが、跳…

千年の 仏の千手 雪中花

お友達から、椿を、三枝頂いたてから、椿に目が入る様に成った。 毎月のお参りの。堂の門前にピンクのサザンカの大木が有り、何やら、気持ちを大きくさせてくれた。 隣の高蔵神社にも、白侘助。 これも綺麗!! お参りが、椿、山茶花の話で座を和ませ、花か…

日向ぼこ 九十の掌 擦りをり

とても冷たい風が吹きつけて居る。 母の処に出向いたが外に出る勇気はなかった。 屋上の出入口で日向ぼっこをしながら、おやつタイム。 今川焼と、赤飯おにぎり。 兄弟の近況やら話していると、気がついた。 手の腕が粉吹き状態。擦りながら、青空を眺め、 …

句縁なす 古民家に咲く 冬薔薇

冬薔薇で、ふゆそうびと読むそうだ。 俳句をやってると、知らない言葉にどんどん巡り会え、頭の空っぽさに、ゴツンと一発。で、今日、お友達に聞いた話だと、冬の薔薇は、日持ちがするそうだ。 いい事を聞いた。 癆八会で、隣に座った人が、俳句仲間でここへ…

枯尾花 荒野を彩る 在の里

土曜日に、母の在所へ出かけた。 行きはよいよい、帰りは恐い。 母の記憶に全くない。 モウ連れて居かな~~い。 でも、普段見る事のない、田舎山々に、感謝をしつつ、背景を句にする事が出来た。 感謝、感謝です。帰りの車の中は葱の山。 それを配るのに、腰…

ビー玉を 透かして見れば 冬茜

日泰寺の参道の中、ビー玉を見つけた。 手にとって、透かして見てみた。 懐かしい~~ もう少し、進むと、干し柿が、二階と一階が。暖簾のように並んでいた。 参道の、人波愛でる 柿簾 誰も、良いといてくれなかった。 残念。 どうしてかな?あと 丹田と云う言…

蝋八会 踏み出す一歩の 初座禅

日泰寺の、蝋八会に誘われた。 足が悪いので、座る事も出来ないのに、どんなものか興味深々。 9時半集合とあって、急いだ急いだ。 急ぎ過ぎて、30分も早く到着。 周りの会話から お釈迦様の、悟りを開かれた日で、それを祝う会。 ミニ座禅、大茶碗の濃い茶…

八つ手の花 ほころびをりて 岩にしむ

最近仲良くしていただいているお方のブログの花の写真がとても好きに成り、チョイと利用打させてもらいました。 八つ手も、アップで撮ると、中中、行けるものです。 その八つ手の花に添えてあった書き込みkら盗んで、こんな句にしました。 八つ手の花 扇止…

手をつなぎ 師走縁日 福ふくと

友達に誘われ、又しても興正寺へ、お参り。 今日は最初から、お賽銭を沢山持って行ったが、使ったのは、縁日の出店で野菜などを買い 葱玉焼きそばの、200円に、ひきこまれ、長い列の一員に成った。 ようやく買ったのに、持って帰ると云うのに驚いた。 付…

車椅子 縁つなぎいる 紅椿

紅椿の花ことばは、控えめな愛」「気取らない美しさ」 らしいですが、母のホームの、前の家の方で、時々庭先の花を眺めさせていただいていて、話しかけるようになった。 椿の侘び介の話から、苗を頂く事に成っていたが、早くも頂戴した。 彼女は、多彩な方ら…

パスポート 取り行く朝の 石蕗の花

半月ほど前まで、外国旅行など、考えなかった。 弟の提示した旅行パンフレットは、魔物。 妹が行こうと後押し。 予約で詰まってる事を望んで電話をしたら6席空いている事で、申込票が来て、パスポートを取得の手続きで、てんやわんやで、息子に叱られながら…

大根(だいこ)抜き 二又三又 笑いとる

大根が美味しくなる季節に成ったのに、大根は高騰 優しい顔をした小さめの大根で我慢。 ホウレンソウが少し安くなってきたかな? 白菜も安くなりつつです。 我が家のプランターは、ブロッコリーの葉が生茂っています。 わけぎの苗も、ぽよんぽよんです 育つ…

一打打つ 鐘突き堂の 紅葉笑む

興正寺の紅葉が良いと、新聞、テレビで見て友に誘われるままに出向いてみた。 最高とまでは行かなかったけど、良かった。 ベンチに腰をかけ、たわいもない話で、大笑い。 此の世の憂さを晴らしてみた。 その後、散策コースを誘われたら嫌だとは言えず、頑張…

カレンダー 一枚残して 雪だより

高山では、雪が舞い、名古屋でも、パラりとちらついた感じ。 今年の冬は、厳しいらしい。 母は、インフルエンザの予防注射をしてもらい、大丈夫かな? 外出時、足を包む良い方法を考えなくちゃー。 毛布を包み紙のようにして見ようかと、頭の中で、考え中。

高蔵寺 是より三里 紅葉狩り

中央線で土岐まで出かけたとき、高蔵寺を抜けたら急に、落ち葉の色好きが良くなり こんな句を、思い付いた。 もう一つ 紅葉狩り、しわの数ほど、かたろうて 向かい側の座席の初老の御婦人二人が車内を独占するがごとに、世間話をしていたので・・・・・・・…

背戸の柿 鳥の意のまま 園の外

余りにも、背高のっぽに成り過ぎて、毎年、毎年、鳥たちの楽園に成る小さくてもたわわな柿は、見事なものだが、鳥の意のまま、啄んでは、ほかの柿に移り、贅沢三昧。今年は、庭園の外にまではみ出し、どんな味か、試してみたくなる。心中。

通り過ぎ 見返り仰ぐ 帰り花

金木犀の盛んに二度咲き。 何処から匂い漂うかと、振り返り塀越しの樹木の中から、金木犀の花を観る事が出来た。 二度も、嗅ぐ事が出来ラキー。 人生も、少し戻ってみたら、良いのだが

夕焼けて 曽爾の芒は 銀の舞い

俳句の、吟行に行かれず、残念であったが、サライと云う雑誌で、見る事が出来 想いを馳せて、作ってみた。 一度は行ってみたいが、人が米粒ほどに、見えると云うのは、広大な芒が原であろう。