枯尾花 卆寿の媼 葬りをり

この、2.3日、突然の訃報に振り回された。
訃報を聞いたのは、クリスマス。午後8時。

その後、友引が有るからと、今日に成って、お葬式。
喪主が、東京からおいでになると云うから、尚、ややこやしい。。。。。

媼も長い事、老人ホームでの生活で、御近所とのお付き合いも、縁薄く。
ホームで亡くなり、在所にお戻りに成ったが、冷たい部屋は、人気のなさを感じガスが使えないからと、お茶も出てこないので、初日は早々に、引き返し、お通夜は御無礼して
今朝一番の汽車に乗り、8時10分出棺に間に逢った。
骨つぼに入った段階で、葬儀。
何とも良く判らない、葬式。
参列者は、兄弟親戚だけの家族葬
初七日法要も、葬儀を挙げたそのままの席で行われ、解散。
解散の折に、お弁当が付いたが平らにして持って行ってだって。
とても、名古屋までは持ちかえられないので、妹の家で、お汁とお茶を出してもらって
やっと、お昼ご飯にありつけた。
その時、弁当の上に、一合の清酒が付いていて、それで、精進落とし。

家族葬も、だんだん。
余りにも、あっけらかんとしていて、故人をしのぶ事さえ出来なかった。

話は前後するが、昨日、母のホームへ行って、状況を話したら「おめでとう」
と言った。
私が、クリスマスの日のお茶の会の時に異変を感じた、ヘルパーが、ベットに寝かせ
そのまま、眠って行かれたと話したからかもしれない。
楽に死寝る事は、誰しもの願い。
母の、気持ちの、奥底にそんな気持ちが有るのではないかと、推察する。