2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

熱中夜 癒しの音色 静かなる

隣家に、里子に出していた鈴虫が帰ってきた。 鳴きだしたら返すと約束をして居たのだ。 夜は連日、オリンピックの生放送を、長し。 廊下では、鈴虫が、熱演をして、ま=賑やかな事、此の上無い。 目と、耳と、未だまだ働いて居て、感謝、感謝。 母のホームの…

うだる朝 樹々焦げいるや 蝉時雨

朝早くより、どの公園も、蝉の鳴き比べは、大合掌。 うるさいと思うけど、今日一日の命と思えば、これもいたしかたない事。 樹の下に落ちている、蝉の死骸を、つゆ草の上に置いて、去り行くく命に別れを告げた。母は、朝食も取らずに、眠り姫。 昼食の食介に…

其々に 思いは違えど 思い草

友達を誘って、吊り忍を作りに行ってきました。 思いのほか、難しく、土をこねるとことから始め、苔を付けるのに苦労。 やっと吊るすところまで来たのに、糸で固定するのにも、針金が邪魔をしてもう大変。風鈴を付けて、持ち帰りましたが、この荷物の重い事。…

オリンピック 開催祝ふ アゲハ蝶

早朝より、オリンピックの開催に釘漬け。 カラフルな民族衣装にを見て居たら、息子殿が、4年前は、それどころじゃなくって 空ごとに思っていたのは、亡夫の一喜一憂の日々だった事。 早い事に、もう、4年、されど4年、 輪廻の世界に入り、早く、戻ってき…

頭(てん)焦げて 上下に移す 焙烙灸

土用の丑のには、うなぎが食べられないので、天丼を焙烙灸に出かけた友と一緒に食べた。 その名も「てんこもり。」ミニ天丼で、600円、そばかうどん付きで天麩羅は茄子、海苔、かぼちゃ、海老一本。6そじの我々は一寸多いくらい、 ちなみに、ホームの母は…

下野草(しもつけそう) 伊吹山道 風渡る

暑い暑い!!! バスで1時間半で到着する、伊吹山頂は花盛り。 涼しい山で過ごしたいものです。 過去に何度か行った事があるからあそこまで足を伸ばしたらと、想い馳せています。息子殿は、庭に簡易プールを設置して水遊びをしている今日この頃です。 私は…

自在鍵じざいかね) ぶらりぶらりと 紫(し)露草

妹のホームページから自在鍵の鉄土瓶に挿した紫つゆ草がぶらりぶらりの写真を見つけた。 素朴で、何と云うか、郷愁にかられ、田舎暮らしも板に着いた模様。その場に立ち、無理なく馴染み一歩づつ、進んで行く姿はけな気。!!!! その彼女は、母には、遠す…

色なき風 澄まして聴けば 立つる秋

無茶苦茶・ 暑いのも、だんだん 焦げるほどに暑く、夕方急いで風呂に逃げ込めば、爽やかな風。今日の母は、無理な事は云わないで、物静か。 やっぱり、やんちゃを言ってた方が、母らしい。 老いて行く母の姿はこれから進む私の路。長い夏休みが始まったが、…

梅雨うだだ 乗り込む人の 譲り合ひ

母を、珍しき人に逢わせんと、外出届けを出して、いざ、車に乗り込もうと、移動の為に、脇を抱えたら、「痛い」 と悲鳴。 息子殿驚いてひるんでしまい、 「痛かったら乗せて行かん」 売り言葉にかい言葉、母も、好いよそれで!! 昼食をカットしてもらってい…

つかの間に 一と日過ぎゆく 蝉の哼(へ)ぎ

今年の梅雨明けは何とも言えない不思議な梅雨明けで 猛暑となるや、翌日は薄寒く、これでは体が付いて行けない。お蔭で、蝉のふらふら飛ぶのを何度も見かけた。 遅蒔きに明日葉の種を蒔いたが出てこない。 去年、種を取ろうと頑張ったのは何だったんだろう?…

車椅子 かき氷屋に 逃げ入る

今日の暑さ!!! 堪らない!! 午後3時、何時もの時間とはだいぶずれていたが、母の処へ出向いた。 ホームの仲間たちと、喫茶店に外出して居て、逢えなかった。 こんな日には、冷たいカキ氷が欲しい!!!今日は珍しく、2度もお風呂に飛び込んで、汗を流…

梅雨雨間 幾多地蔵 迎え来る

身寄りの少ない、ホームの友が今日、他界された。 母が入所した時、未だ元気だったのは、6年前。 ヘルパーさんたちが入れ替わり、見舞いに立ち寄っていたので、私も二、三度お見舞いしたが、あくが抜け、優しい顔立ちに成って見え、お迎えを待つばっかりの…

豆飯や 祖母と剥くやも 飛び跳ねて

昔、昔、採りたての、豆をボール一杯剥くのを、祖母と一緒に剥いた居たが、 いやいややってるので、ボールからはみ出して縁側を散らかし、叱られた事を、 母に話したら、何食わぬ顔して、黙々とスプーンを運んでいる。 ホームの昼食は、豆ごはん、魚の煮付け…

爺婆も 無聊の梅雨の 長かりき 

長梅雨に、うんざり。 お天気が良ければ、か””と暑くなり、降り出すと豪雨。 窓を開けて寝て、降り混んだ雨に、大わらわ。 寝入っていたんだろう。 母も、散歩に出たいが、雨雲に苛まれ、お出かけ不能。 テレビの前で、テレビ鑑賞を、私は、洗濯のたたみに、…

ほっこらと 浄土へ導く 蓮の花

ホームでの事、昼食後の、10人分の,洗濯たたみは、一仕事。 今日も、96歳の彼女は、大きな洗濯袋の前に座り込んでいるから、私が、袋から洗濯物を取り出し、テーブルにどっさり放り出す。 彼女がたたみ、母と私は、のど自慢を聞きながら、横目でホロー…

九十九で 七夕飾り 針進め

最近入所した彼の女は。96歳。 足が悪くって、歩行困難だけど、頭もしっかりして居て、食事の時に出ては見えるが 部屋に閉じこもり、午後の洗濯物をたたむ事を仕事にして居て、午後からは大活躍。 最近は、繕い物も頼んで、食事用のエプロンや、ズボンのほ…

水馬 輪を広げて 飛び返る

信号待ちで、何と無く川の水面を見て居たら、川に一杯の、みずすまし。 生体はどうなってるンかな? 暇人のたわいもない、うすらごと。母は朝食時に、スプーンを持ったまま、意眠っていて、朝食が終わったのが、10時だったそうです。 お昼は、進まないかも…

挿し芽得て ほっこら咲しや 紫陽花に

去年、頂いた、紫陽花の小さな、さし芽は、見事に、一輪咲いてくれた。 本当は、二鉢頂いたのに、一鉢しか見当たらない。 友の、好意を半分へし折ってしまった。 それを聞いた、友は、とっても優しい人で、来年、咲くまで、挿し芽して、咲くまで、管理をして…

夏雲や 残せし母に 似たような

母の今日は、朝食は眠っていて目覚めず、抜き。 お昼御飯は、待ちどうしいらしく、未だか、未だかと、催促。 おろしハンバーグは、どんどん進め、ゆっくりと云う私の声は聞き入れない。 そんなこんなで、食べたら、コックリコックリ、お休み。 箪笥の中をチ…