梅雨雨間 幾多地蔵 迎え来る

身寄りの少ない、ホームの友が今日、他界された。
母が入所した時、未だ元気だったのは、6年前。
ヘルパーさんたちが入れ替わり、見舞いに立ち寄っていたので、私も二、三度お見舞いしたが、あくが抜け、優しい顔立ちに成って見え、お迎えを待つばっかりの体制に成っていた。
大勢の人に見送られ、霊柩車に乗って行かれ、いずれ、母もそうなる事になるだろう想定を、感慨深く、見送った。