2010-01-01から1年間の記事一覧

遠き日の 母のふところ 花梨の実

花梨の実が手に届く処に有ったので、匂いを嗅いでみたら、甘酸っぱい感じで。 花梨がたわわなのが、乳房に似て居るので、こんな句にしてみました。 如何なものでしょう。

冬蠅や 座を濁して 立ち去りぬ

お会式に。集いて、日蓮さんの修業の頃の話を聞いた。 その後、皆が出し合った、日蓮さんの、お供え書き込んだ名前を呼びこみ、それぞれの 家内安全を願って頂いた。 今日、一日、無事過ぎた事に感謝した。 その後、死んで、誰も、戻ってはこないから、あの…

立冬過ぐ 剣の月に 歩を早め

日増しに寒くなると云うか、急に寒くなって、体の準備が出来て居ない。 母の散歩も,ちょっと前まで、日陰を縫って、歩いていたのに、今は、お日さまのあたる処を 探して歩き、 花梨がどうしてこんなに軒並みあるかしらと、思っていたら、既に収穫された二課…

遠嶺に 御岳黒く 裾紅葉

土岐にも、アウトレットが出来て、早5年。 山を切り開いて作っただけ有って眺めもよく、紅葉も、一目で見渡す事が出来る母には、変わって行く土岐の町は、遠い国。 墓参も記憶の中に残っているだろうか? 生前に作られた戒名も如何思っているのだろうか?。…

桶狭間 団栗踏みて 武者おもふ

朝から、お砂踏みに、いってきた。 一度に、四国88と観音参りは、坂東、秩父、西国 都合400寺 わずか一時間で回りきったけど、賽銭を入れるだけで、腰が痛いと云っている人も居た が、80を越して、おまけの人生、一年無事だった事に感謝と、云ってお…

人も蝶も イエローコスモス 訪ゐし

季節の花畑で撮影。春は「麦なでしこ」、夏には「ヒマワリ」が咲いていました。 逆光で撮ってみました。 野田の清水公園からの便りを頂きました。 イエローコスモスは遅咲きらしく、まだ見る事が出来、頼もしい限りです

初時雨 かすかな斜光 浴びながら

昨夜の雷には驚いた。 何処かに落ちたんじゃないかと思われる、爆発音。 停電もなく、胸をなでおろしたが、寝付かれず、いくつか句を並べたが、良いい思いつきは無かった。 母はホームで、うどんと、取り組んでいて 箸は使わず、スプーンだったし、短く切っ…

火縄銃 大筒テッシュに 秋日和

去る24日に「関宿城祭り」が開催されました。大名行列、火縄銃や居合い抜きの演武、琴の演奏や 野点など数多くの催しがありましたが、私の目的は火縄銃の演武と大名行列の写真撮影でした。 と前置きの野田からの便りは、迫力ある、大筒の火縄銃狙撃の様子…

熱々の 串カツ一本 紅みずき

俳句初心者講座に出かけ、交通不便にて、息子が送迎。 帰り道、花ミズキの実の赤く染まる街路樹を観ながら、通りすがりの揚げ物やさんで 串カツを買った。 肌寒くなっていたので、熱々の、串カツは、衣がサクサク、フウフウしながら一本。 俳句教室で得た難…

故人恋う 鶺鴒一羽 飛び交うる

だんだんと、家族葬に変わりつつある中、町内の送迎バスも出ないが、お気もちのある方はと、回覧。 友人と出かけようと思っていたら、別の友人からも電話がかかり、三人で、お参りに出かけた。 会場に入る前、姿は見えなかったが、黄鶺鴒と思われる、鳴き声…

黄葉(こよう)にして  早や変はりをる 二.三日

さてさて、公園で、ミニピクニック。 急に、黄色い葉っぱが目立ち始めた。 黄色い葉っぱが目立つ現象をチクト眺めていたら、雨が、ぽつぽつ降り始めてきたので 急いで、母の車椅子を押して、ホームに辿り着き、玄関わきでピクニックの続きを進め 通りかかる…

天空の 三段紅葉 流れゆく

白馬2段のお写真を頂きました。 山はすでに紅葉しているようです。 白馬大橋から撮った夕暮れ時の白馬三山。 白馬鑓ケ岳と杓子岳の山頂に夕焼け雲がかかっています。右は白馬岳と小蓮華岳 ホテルに戻る途中で白馬三山の上空に見られた夕焼け雲。午後5時半…

ダケカンバ 秋色染めて 霧立ちぬ

稜線に並んだダケカンバ。左から二番目は唐松岳(2696m)。 足の激痛に侵されながら、山が呼んでいると、お出かけに成った、白馬での撮影は、雲に邪魔され、会心ではなかったようですが、私には、満足、満足です。 皆様の、お気づかいに感謝しながら心…

迷い蝶 カーテン抜けて 秋の空

東京、スカイツリーもどんどん、背が高くなり、ライトアップの点検もされたそうです。 東武鉄道・浅草駅近くで撮影。アサヒビール本部ビルに写った隣のビル。列車は日光行きの特急 吾妻橋からの様子。下部は首都高速6号線と観光遊覧船。 アサヒビール本部ビ…

四間道(しけみち)の 通る風深く 秋過る

蔵の街・城下町の面影「四間道」とは、道幅を四間に広げた道という意味で、いわば防火道路です。堀川に沿って蔵を並べて、反対側には町屋を設けて、流通と防災の両方に役立てるように造られた道です。江戸時代はじめに造られた道ですが、現代の100m道路…

朝焼けて 蔓取られゐし 竹ぼうき

蔓だけ伸びて、よしず一杯に伸びきったのに、花が咲かない。 そろそろ、引き抜こうとしたら咲き揃い、抜けに抜けず、立てかけてあった。竹ぼうきにまで侵入。 やっと咲きだしたので、一輪も惜しく、そっとそのままに朝焼けて 蔓取られゐし 竹ぼうき

茶碗蒸し 初銀杏の つややかさ

銀杏を沢山頂き外側の皮をやっとの思いで、剥き、乾かしやっとレンジだパカン あのつややかさは、抱きしめたい。 朝晩は涼しいが、日中は暑く、まだ冷たい飲物が欲しい。

時満て 秋の実落つる 停車場に

名古屋の街の、街路樹は、地域ごとに違っていて、私の周りは、百日紅と、銀杏です。 猛暑で。少しこぶりだったけど、今日は、茶わん蒸しで頂きました。コップテンでは、いろんな外人さんの、民族衣装にみとてていました。

どの街も 同じゅうとして 金木犀

雨上がりは 惜しみ先急ぐ、金木犀の香りが何処でも効ける。 秋が来た!!! 冬支度を急ぎなさいと云ってるみたい。昨日は、雨ふりで、君さんの昼食の様子を見に行った。 箸は良く進んでいて、一安心。 食後に,ゴンキツネの話の読み聞かせをしたら、コックリ…

色鳥と 呼びて今年も 来たりけり

鳥撮りの友より、鳥が入ったと連絡をもらっても、主亡き後は興味もそぞろ。 毎日、毎日、鳥撮りに通った日々が懐かしい。母は、夜の睡眠剤が効いているのか、午後にお邪魔をしたが、声かけにやっと目を覚まし 食事も、半分ほど取っただけと聞いた。 何とかし…

尾を振りて 迎え来るらし 種子あり

「チングルマ」の種子と紅葉した葉。朝露に濡れた様子は何とも云えない趣がありました。野田のお方の富山立山連峰を、歯イタと膝の調子の悪さにもめげず、撮影に追い立てられるのは、実際に観た人にしか分からない、感動が有るからに違いありません。 ひらひ…

さんま焼く 向こう三軒 知れ渡り

母の郷里のサツマイモの出来は悪く、小さなものばかりなので、息子がヒチリンで焼き芋をした後、夕食のさんまを焼いてくれた。 スローライフsのもので、実に優雅な事であるが 私は、小学5年生、祖母が焼くサンマをテーブルに運ぶのが仕事。 叔父たち5人と…

車椅子 目線揃えて 彼岸花

母と散歩の途中でも、彼岸花をよく見る様に成った。 散歩道、変わった花は見られなかったが、彼岸花があっちこっちの、庭先で観る事が出来 母の目に留まって、ジ~~と眺めていたので、彼岸花?と訊ねたら、そうだと答え。 綺麗だと云ってもらった。 同じ目線…

気嵐の 湧き立つ湖に 武者震い

みくりが池の写真を撮っていた時、水面に水蒸気が発生しているのに気付き大急ぎで撮影しました。 場所を変えて「けあらし」と思われる現象の撮影を続けた際に、水面に映った建物の影が伸び縮みする 様子が見られました。三脚を構えて同じ位置から撮影すれば…

曼珠沙華 夢か幻 月夜道

大勢の人たちが、ヒガンバナを見に来ていたが、私は一人。 あの鋭い朱の色に悩殺され、狐の化かし合いかと、孤独で一人歩きの私を、迷わせる。 夕焼けに染まるあの銀糸の朱の色、なんと形容したら良いか迷う。 行きずりの人の助けを借りて、無人駅ににたどり…

彼岸花 ででむし丘を 朱に染めし

新聞で新見南吉の里の彼岸花が咲き誇っていると聞き、無性に、行きたくなって午後2時半に今日の仕事を済ませ半田まで出かけようとしたら、息子が行ってやると云うので 甘えたら、情報をネットで充分に知る事が出来ず、息子を怒らせてしまった。そんな思いで…

ショーウインドウ 淡黄色に 包まれし

9月も終わりに成りもう街は秋色。 食欲の秋と云うけれど、あの暑さが脳裏にゐ焼き付いて、扇風機は片づけられない。 隣の公園のフェンスに、朝顔が今は盛りに咲いている。 さんまも心配なく、食卓に載る様になり、まずまず、行く秋を楽しめそうかな?

格子戸を 潜り抜けゐで 新松子

母の散歩道、何度も通ているのに、気がつかなかった。 ぎっしり詰まった松の実、青くって整然としていて眺めていたら、母に急かされ先を急いだ日本家屋の格子戸の玄関は素敵!!! 憧れてしまう

お昼寝は ぽっかりぽっかり 秋の雲

朝晩涼しくなり、気も、忙しく、朝はモウ二ング 昼は、娘がタダでゲットした、メガネのレンズ合わせに、大須へ そこで、テレビでも、何度の紹介された店が、メガネ屋の近くに有り、12時少し前 お腹の余り空いていないのに、行列を作っていたので、そこで、…

一.二里と 笠踏み進む 里の秋

母の里の近くに、息子の友人のお嫁さんの家が有ると聞き、美味しい豆腐を求めると一緒に探してみた。 山道は、急激に細くなり、松笠を踏む。 ピシ、ピシと、異様な音。 潜り抜けて、肩を落とす。 やれやれ。