秋の陽をぽっかりぽかりと真綿雲

空半面真綿雲に覆われ、祖母の柔らかい手を思い出した
祖母は武家娘で何もしない人だったから柔らかい手だった、それにくわえ私のごっつい手は指輪の要らない
御縁のないひと。
玄関先の、アプローチが出来て来た。
何だか、人の住む家らしくなってきた。

あと少しで完成かな
でも、がらんどうの家に家具を備え付けねばならず、ほど遠い
メダカを写そうと通りがかりにチャンスを狙ったが寒いので上にあがってこなかった
水色の水槽にはやはり、水色のめだかが泳でいた