うつしよは一筋ならぬ大牡丹

早咲きの牡丹の花が雨で台無しになってしまった。
一年の数日のことなのに、はかない命。
林芙美子の歌が思い起こされる。
人生後半になり、私の出る幕も少なくなってきた。
源氏物語のお話を聞くたび考える。
何のとりえもない私は、何するべきや。