春雷に 乗りて引きての 車椅子

此の処、天候不順。
黒雲が集まったと思うと降り出し、一キロも行かない処は、まったく道路は乾いている。

春風は、心地よく、外に出てみたくなる。
ホームの母も、その事には感じているみたいで、心地が良いと語ってくれた。
早速、戸外に出てみた。

心地よい風は急に黒雲に包まれ、急いでホームへと掛け馳せた。
と云っても足の悪い私は、走れない。
ようやっとの思いでホームに辿り着いた時は、ぽつぽつと降り出してきた。
ずぶ濡れには成らずやれやれ。