陶の街車窓へなびく風鈴音

暑いです。
11時半、母の元へと車を走らせる。
肌に刺す熱風は、冷たい水を一息に飲みこみ、いざ、出陣。
ホームに着けば温度管理の行き届いたダイニングキッチンが待っている。
お昼ご飯はまだ整ってなくって、エプロンなどを揃え、ご飯を待つ。
母は、ベットで休んでいたが、声をかければ目を覚まし、食事を整ったところで二人係で車椅子へ移動。
本日のメニューは

中華スープ、海老チリ、白菜のあえ物、レンコンのきんぴら。 
手前が海老チリ。付け合わせのソースがかかり、サラダ菜にとまと
その右横がレンコンのきんぴら、どれも、それぞれの味があり、よくできていると、敬福。
大勢の方々にお世話になり、一日一日を、生き延びているが
母の嫁いだ家は、男氏、5人、女一人、大家族で働き盛りの食欲は、半端でなかったと、思われる。
大勢の食事を支度しながら、釜の淵の洗いざらしのご飯を食べていたのが思い起こさせる。
戦後、70年、それぞれの、ドラマがあり、今日に至り、豊富な食料に、目を見張っていることだろう。
このような人々が少なくなった今日、生き字引と、最後まで見届けたい。