眞綿雲透く碧き空夏初め

暑いです。
汗が流れおちます。
今日は、平家物語の講習会で、51,52,53句の小督(こごう)
箏の名手、極めて美人。清盛の婿殿がうつつをしているころ、高倉天皇が、奥方をなくして嘆いていたのを、お慰めするべく高倉天皇の乳人の息女を宮殿に向かへられ、お気に召した小督は側室になり、女の子を儲けた。
それを清盛が憤慨した。
即刻退位させるべくと、思ったのを素早く、気が付き、嵯峨野の、身を隠した。
孝徳天皇が清盛の娘婿冷泉大納言隆房が探しに嵯峨野に行って、夜更けにつま弾く箏の音に誘われ伺ってみると、明日は出家と思いを琴の音に収めて奏でていたところ。
見つけて馬で京まで帰り、天皇に話して早速、宮中に迎えられたが、清盛が腹を立て出家させる、出家後わずかな時を置いて、亡くなるという話で、実在人物であったそうな。
物悲しい句説なり