夏の月 通夜帰りを 友と眺(なが)む

ご近所さんが、又一人、逝ってしまわれた。
89歳。
何の因果か、一色で生まれ育ち、嫁いだ先の御亭主が病弱で、生まれ育った身の内を力に
小さな小さな、魚屋さん。
朝、仕入れた魚を店を構えることなく、自分の家の庭先で。捌き、寄ってくるご近所さんたち相手の格安販売。
毎日のように、今日は何が有る???
コンな会話から始まった、昭和の時代も過ぎ、平成に入り、廃業。
残った魚は、自転車の後ろに載せて、引き歩き。御亭主が後から追いかけ
やがて、姑を送、御亭主を送り、子育てして、家を新しく建て直したときには、もう、体が
ぎくしゃく。
持病に悩まされ、この数年間は老人ホームの生活。
でも、葬儀場の休憩部屋に有った数枚の写真は、彼女の生活を物語っていた。
母と同世代
戦後をまともに受け、混乱期を、がむしゃらに突っ走ってきたけど、その中に
ほんのわずかの灯りを見つけ生活のエンジョウイされていたことに、救いを見つけた。
もっともっと、母を見舞い、楽しみを探したい。

早々、老人ホームのホーム対決の、輪投げ、大会に出席、ドべ等賞。
先回は、チームを組んだ人が頑張ったので、優勝したのに????
生活のメリハリが出来て良かった。
色々考えさせられた、一日だった。